救心キュート

心臓が少々ポンコツのてけ緒、今のところ悪化しているわけでないので様子見で半年おきの検査だ。生活に不自由のない一般ピープルである。

とは言うものの、ポンコツはポンコツなので人より脈拍が高く、生き急いでいる感じの心臓だ。なんの拍子にか動悸がして立っているのがきつい時がある。

ストレスで自律神経がバカになっているのか、加齢による衰えか。そんな歳じゃないと思うのだが。なんにせよ、疲れる。

だから、とうとう気になっていた「救心」を求めた。

おなじみのフレーズ、「きゅ〜しん、きゅーしん」、これである。

ドラッグストアをうろつく。

胃腸薬、風邪薬、頭痛薬、湿布、サプリメント。

ずらっと陳列されている店中の、どこの棚を見たらいいのかわからん。「心臓の薬」というコーナーがないではないか。とはいえ頭痛薬のコーナーに「頭の薬」って書いてあったらおかしい。「心臓の薬」コーナーがあったらなんか怖い。そういうことだろう。

肉体疲労時、肌荒れ時にっていうあれだろうか、アリナミンとかチョコラBBとか、ああいう仲間だろうか? 違う気がする。やはり、ない。

漢方のコーナーか? ありそうだ。ピンポンポンポーンって、頭の中で効果音が鳴った。なに! ない!

「あの〜、救心ってありますか」

さっさと聞くに限る。薬剤師さんっぽい人がいるカウンターに行って聞いた。すると、

「ありますよ」

と言って、薬剤師さんらしき人は後ろの棚に振り向いた。引き戸を開けて、小箱を取り出した。

店の人しか手に取れへんとこに置いてあるとは!

お高級なんやな!?

それにしても箱が薄い? 昔ながらの正露丸の箱みたいに底が正方形の長方体を想像していたら、たばこのパッケージみたいなのが出てきたぞ。

それにしても、

それにしても、可愛いじゃない!? 漢字まみれの箱。顔は正露丸とか養命酒と並ぶ貫禄がある。でも手のひらで包めるくらい小さい体。

↑タイガーバームと救心:台湾で買ったタイガーバームと並べても違和感がない。このまえ取り上げた「白花油」と並べて台湾土産と混ぜても違和感がない。お土産が増えた気分。

一番小さいサイズより一つ大きいサイズの60粒入りにした。錠剤もあるとのことだが、初めてなので昔ながらを知らない。せっかくなので伝統の品にした。棚に隠してあったことから一万円越えかと構えていたが、60粒で3,500円くらいだった。よかった、買えた。

満足して帰って、

それから

箱を開けて、中身にズコー。

ちっさ!!

「ほんまに60粒入ってんのかい」と瞬間的に思った。

見れば中の粒もめちゃくちゃ小さい。小さすぎるので60粒くらい入っていてもおかしくはない。しかし小さすぎるので、「ほんまに60数えたんかい」と続けることになる。

ピンセット必須かとか言いながら、瓶を逆さにして振るとちゃんと一粒だけ出てきて感動した。

ちっさ!

. ←このドットみたい

てけ緒はこの晩健やかに眠った。小さいのに頼りになる。

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