ジャワティストレートという飲料
出先にて大塚製薬の建物に大きく描かれた「ジャワティストレート」を見て、友人Yが言いました。
ジャワティーってまだあるんや。


え?
何を言うのでしょうか。おなじみの商品ですよ!
売っていない物を広告するわけありません。
私はそう言いましたが、言いながら、ハテいつ飲んだっけ? と考え出しています。
そういえば何年も飲んでない……
ひょっとして見てもいないのでは?
考え出した答えは、5年以上前(= 2012年より前)にまで遡ったのです。なんてこった。
最近見んよな、売ってなくない?
そうそう、通勤するとき駅の自販機でジャワティのミルクティを買って飲むのが日課だったのは、姫路にいた6年以上も前(= 2011年より前)の話です。
甘すぎずスッキリ飲めてよかったんよね。
そう言うと、
ジャワティーにミルクティーやある?
あるし! 毎朝飲んだし!
友人Yがスマホでググります。
大塚食品のサイトでジャワティが現役活躍中なのはすぐにわかりました。
安心しましたが、それにしては姿を見ません。
サイトを見てジャワティストレートに「ホワイト」と「レッド」の二種類があることを初めて知りました。
私たちが知るのは「レッド」のみで、そもそもレッドでもなくジャワティストレートといえば赤いラベルのそれだけだったのです。
いつの間にこんなことになっていたのでしょうか。
「ジャワティー 売ってない」って候補が出てくる。
同じこと調べとるやつがおるわよ。
私たちよりずっと先に、この事態に気づいている人たちがいました。
異常事態に私たちは興奮気味でその手の情報を読みました。
「スーパーにもコンビニにも売っていない」と言っています。「身近な場所のどこにも売っていない」と言います。ここ一、二年の話ではありません。
人々の話から察するに少なくとも2012年にはこの事態は始まっていたのです。
俄然ジャワティが飲みたくなって探し始める
俄然ジャワティが飲みたくなった友人Yと私は探し始めました。
けれど。
探せど探せどコンビニにない、スーパーというスーパーにもない。
あんなに毎朝当たり前に飲んでいたのに、
消えていたことに気づくこともなかったなんて。
多分、何年かのうちの数回は思い出したこともあったでしょう。
でもそのとき、目の前の自動販売機にもコンビニにもそれがなかったら?
深く寂しく思うこともなく、さっさと別の飲み物を選んで過ごしてきたのでしょう。
特別に好きだと認定しない限り、ただなんとなく選んでいる限りは、それを求めるという行動は起こらないのです。
コンビニの飲み物の陳列の中に、はたまた目の前の自販機の並んでいる面子の中にそれを見つけて「お」となって、それではじめて「なんとなくな物」は選択肢に入るのです。
ただなんとなくジャワティを選んで来た人には、ジャワティは今や幻。
ジャワティを探して幾千里
友人Yも私もあの日から数日、寄るスーパーを変えながら過ごしていましたが見つけられないままでした。
私はべつの友人Aの協力も得ることにしました。
私はジャワティーとの思い出を話しました。
ジャワティーにミルクティーはないやろ。
あるし! 毎朝飲んだし! 缶のやつ!
今の大塚食品のサイトにある青色の缶は私の記憶のジャワティミルクティとは別物というほど違っています。でも確かに今もあるようです。
有りそうに思えたダイソーに行きました。ドラッグストアも、ホームセンターも行きました。
全滅しました。
友人たちは言いました。
ネットで買いなよ。
ジャワティストレート、今やネットでしか買えない幻の飲料なのでした。
ジャワティは本気で求めた人が手にできる飲料だ
追記:2017年9月27日「ゆめタウン」にて遂に入手しました!
10月、「マルナカ」の自販機でミルクティーを発見。
追記:2018年 「キョーエイ」でもジャワティーストレートレッド発見。
未だ「ホワイト」は確認できず。2020年に入っても確認できず。これこそ、
ネットで買いなよ。
遂に「ホワイト」を発見する
2020年4月 遂に実店舗で見つけたよ〜! デザインが変わっていました。

発見場所はアイキャッチ画像にしている看板の向かいのスーパー、「マルナカ パワーシティ鳴門」です。さすがです。


「ホワイト」を飲みました。
蓋を開けたら紅茶の香りで、飲んだら薄い緑茶。
ジャワティーは紅茶だという思い込みがあるので紅茶の匂いと思っただけで、よくよく匂ってみたら、緑茶もこんな匂いだったかな、と、わけわからなくなってきます。「うまー!」とはならない。緑茶を期待すれば薄い、紅茶と期待すれば紅茶じゃない。茶葉から生まれた「ジャワティーホワイト」。
アイキャッチ画像のジャワティ広告が新パッケージ仕様に変わりました。

ミルクティー詳細は後の「君はジャワティーのミルクティーを見たか」にまとめています。
