1月6日に京都の神社に参拝しました。
どこに行こうと神様になにを言ったらいいのかわからないので二礼二拍手、無言、一礼です。何をしに行ったのかと言うと、この時期には世に倣って詣でたいのと、お祭り気分になりたいのと、多分おみくじを引くがため。
北野天満宮 中吉
まずやってまいりましたのは北野天満宮です。祭神は学問の神様、菅原道真です。
迫る建築CAD検定試験に受かるようにお願いすればよかったのですが、かなり無茶だと思って遠慮しました。牛の頭を撫でるのも無言。

若者が多い気がしました。受験生でしょうか。
せっかくなのでおみくじを引こう。
中吉!
中吉があるってことは大吉もあるだろうから、きっと二番目にいいのだろう、万事良しだろうと思いながら読み進めますと、
……予想外に晴れやかな気分にならなかったよ。
中吉か? 中吉なのに難儀なことが起こる兆しという文言が次に目に入ります。
中吉のはずが家、職探し、待ち人、失くし物、あらゆることに釘を刺される。あんまりだ。ここの神様キビシイ。
浮かれた気分が萎んだので、おみくじは所定の場所に括りました。
リセット。
私の運勢はこんなものではないのだ!
八坂神社 半吉
初めてきたつもりでしたが途中で通った公園、円山公園に、見覚えがあります。昔々きたことがあるような。桜の季節に。ここは祇園。大昔日記にかいた枝垂れ桜、ここのことかもしれない。

三が日は過ぎたとはいえ人が多いです。
気を取り直しておみくじを引きます。
恋みくじもあって人気がありそうでした。ここは縁結びの神様ですか? 知らずに来てすみません。
オーソドックスおみくじを引きました。
半吉
半吉って何だ? 初めてか?
おみくじの棒が入った容れ物を見ると、「大吉ー吉ー半吉ー末吉ー凶」との表記がありました。5種類、シンプルです。
半吉とは、いい方から三番目、悪い方からも三番目。中庸。なんという理想。
しかし要するに可もなく不可もなくであるので忘れた。これも持ち帰らずに括っておきました。
伏見稲荷大社 向大吉
さてさて最後は、一番きたかった伏見稲荷です。向かう道からすんごい人。車で来るのはやめたほうがいいです。我々歩行者が闊歩しています。
着きました。お目当は壮観の千本鳥居です。写真で見たことあるとこに来られたー!

千本鳥居に大行列
これでも正月よりはマシでしょう。外国人もたくさん見えます。さすが「外国人に人気の日本の観光スポット」四年連続一位。
おみくじを引きました。
おお!
向大吉!
向……大吉。
?
大吉ではない。頭に「向」が付いています。初めて見ました。
向大吉ってなんやという話。
読むと、苦労するがその苦労は買って出よ、といった内容です。正直しんどいこと言うわと思いましたが、大吉に向かうって意味だろう「向大吉」という言葉が気分いいので財布に入れました。
私の今年の運勢は「向大吉」に決定いたしました。
今時のおみくじシステム
三社ともそうでしたが、おみくじは200円でした。各自が筒からみくじ棒を引いて、出た番号を巫女さんに伝えて200円払えばみくじ箋をくれるというシステム。
おみくじを引いているところを巫女さんが見守っているわけではないので好きな番号をテキトーに伝えてもいけるでしょうし、気に入った番号が出るまで筒を振り続けることも可能。しかし混雑時は後がつかえていますから一発勝負でお願いします。
吉凶の入り方や良い順番は神社によって違らしく、中吉が吉より上だったり下だったりするようです。
北野天満宮の中吉は吉より下らしいです。これは納得しました。
伏見稲荷大社のおみくじは変わっていて、種類が豊富で独特です。なんと大吉が一番ではなく「大大吉」なるものがあってそれが一番らしいです。「大大吉」、素晴らしく福がありそうな言葉です。引きたい籤ですね!
こんなふうに神社神社で違うので、そこが面白いところでもありますが、運がいいのか悪いのかはわかりにくいです。「凶」ならどこで引いても凹むと思いますが。単純に運試しをするには毎年同じ神社でおみくじを引くのが一番わかりやすくていいです。
今回の自分用おみやげ
おみやげ物屋で歓喜。なんと京都なのに「鳩サブレー」(大好物)があるではありませんか!
と思ったら違った!
違ったけどもちろん買った!
なにこれ、いつからあるの初めて見たよー。製造者は八ツ橋を作っているお菓子会社です。
鴨だ。鳩ではなく鴨だ。頭から食べます。
かじったらぼろっと溢れる、これぞサブレ。鳩ではないけどこれはこれで美味しい!