女三十代、トヨタ期間工を断られる

ねえねえ、ちょっと〜

前回、期間工になるために日総工産に登録した話に「つづく」としたからには続きを報告しないといけないとは思ってはいましたが、気が進みませんでした。タイトルでネタバレしてますけど、

落ちてますからね

女三十代期間工(になりたがる)物語、ついに完結です!

トヨタの選考会に参戦する 2018年4月某日

トヨタの期間従業員選考会は全国津々浦々で開催されています。
愛知まで行かなくても、大阪まで出て行かなくても、我が田舎で選考に臨めるので助かりました。先にまた言いますが落ちてますから、交通費かけて都会まで赴かなくてすんでつくづくよかったです。

午前の選考会に参加しました。
いつも通りに起きて、スーツを着て身なりを整えて出発しました。

半分説明会のようなものですし正社員の面接選考ではありませんから、そんなに気を張らなくてもいいと思うのですが落ち着きません。

行くのやめたいなと思います。憂鬱です。
やっぱり面倒臭いのです。選考試験には違いないのです。

会場はホテルのこじんまりとした会議室

開場15分前には入ろうと決めて、余裕をもって家を出ましたので30分以上前に会場の近くに着きました。
パーキングに車を駐めてしばらく時間を潰してから会場に向かいました。

会場は駅から徒歩圏内のビジネスホテルです。年季の入った外観です。見るからに昭和の建築物。近々改修する様子です。

先を歩くおじさんがエントランスに入って行くのを見て、同志かもしれないと思います。スーツじゃないけど大丈夫なのかな、などと不要な心配を勝手にします。

入ってすぐのフロントに、
「トヨタの〜」
と言うと、すぐ横を示されました。

奥へ続く廊下の一番手前の扉のところに立て札がありました。スーツ姿の男性がそこにいました。トヨタの人でした。そこが会場でした。簡単に挨拶して、扉の中に通されました。

一番乗りでした。

部屋が狭くないですか?

その部屋は12畳くらいと言えばいいでしょうか、一般の家庭のリビングダイニングほどの広さです。そこに長机が一台ずつロの字に配置されていました。上座側はどうも審査員が座るような感じです。全部の席が埋まるとしても六人分しか席がありません。私は一番扉に近い席に座りました。

ぽつんと座りながら、想像とだいぶ違ったことでぼんやりとしています。

もっと広い会場と思っていました。長机が三列連なっていて、前面には大きなスクリーンがある、て感じに。
講堂のような、試験会場のような会場をイメージしていました。
だって、トヨタですから。

通っている職業訓練の教室のほうがよほど広くて、それっぽいです。ホテルの外観からそれはないとは薄々感じてはいましたが、本当にそれはなかったのです。

トヨタの人が部屋に入って来て、正面の席に座りました。

「時間になりましたので始めさせていただきます」

え?
私一人ですよ。

トヨタの選考会に来たんでしたよね?

あれあれ?

私一人なのー?

こうして選考会は始まったのでした。

選考会は手順通りに進む

当たり前のことを言っていますが、淡々と、そんな感じです。

採用条件の説明動画と工場での仕事風景の動画の二本立てをまず見ます。
スクリーンがないと思っていましたら、横のただの白い壁に小さく映像が映し出されました。

ふむふむと見ているだけ。
動画の中で初回の契約期間は3ヶ月間であり、更新しない可能性があることを強く言い含められたような感じを受けました。
期間従業員の募集だとみんなわかっていて応募してると思うんだけど、しがみつこうとする人がいるってことですか? なんだかな〜。

説明動画の視聴が終わった後、気持ちが変わらなければ選考へと進みます。通常は面接用の別室が用意されているのかもしれませんが、今回は私しかいなかったのでその場で面接になりました。

日総工産のおねーさんに言われたとおり、素直にあの履歴書を持参いたしましたのでそれをお渡ししました。それはどうなのかと自分でも思います。例の履歴書です(詳細は「日総興産に派遣登録する話」にて)。

志望動機はまず聞かれました。
質問すべき項目は決まっているようです。
質問は多いです。細々と、身長やら借金の有無やら刺青の有無やら何やら根掘り葉掘りで、トヨタの担当の方もすまなそうな感じでした。

両手を出して、両方の指を親指から順に折り曲げていき、次は小指から順に伸ばしていく動作確認がありました。私は薬指が中指と小指の動きにつられますが、問題ではないそう。工場の勤務では腱鞘炎やバネ指がつきものなので、指に障害がないことの確認なのでしょう。

あと前屈ができるかどうかの確認がありました。工場勤務では腰を痛める人が多いので、腰痛がないかどうかの確認でしょう。今のうちから動作でアイタタタ……となっている人は落とされるのだと思います。落とされたほうが身のためです。

健康面についての質問は特に念入りでした。持病がないかを正直に話すよう言われました。持病があることをここで隠して採用されたとしても就業前に健康診断があり、そこで異常が見つかれば送り返されるハメになるからです。お互い無駄は避けましょう、ということです。

私は問題なく日常生活を送っていますし、ホットヨガに出まくっていますし、血液検査はいつでも健康そのものですが、心臓が少々ポンコツなんです。半年おきの検査は受けているとはいえ薬の処方もありません。ホント、わざわざ言うほどのことではないんですが、聴診器を当てられるんじゃあしょうがない。心音を聞いたら間違いなく先生は「ん?」となるので、

正直に「心臓が少々ポンコツです(実際にはこんな表現はしておりません)」とお伝えしました。

「はっきり言ってキツイ仕事です。交代制ですが体は丈夫ですか。上からガツンと言われることもあるかもしれません。寮生活は大丈夫ですか? 学生の時と違って世代もばらばらです。大変ですよ」
「大丈夫ですか大丈夫ですか」と何度も確認されました。

担当の人は今も現場で働いている方ということで、実際大変な仕事なのだと伝わったのですが、それにしても私って、大丈夫そうに見えてないっぽい……

全工程が終わりました。

「よろしくお願いします」言うて帰りました。くたびれました。

結果通知を待つ灰色い時間

上述の選考会が月曜日か火曜日だったか、週の前半でした。トヨタの人は、選考会の会場を転々とこなしたあと来週に愛知に戻ると言っていました。

愛知の本社に戻ってからの通知になるので結果は10日くらいかかるとかなんとか、おっしゃってましたかね。これを書いている今となってはだいぶ前のことなので忘れましたけど。

そして選考会から1週間以上過ぎたさ〜。

正社員の選考と違います。期間工です。欲しい人材なら即決と思いませんか。

不在票が郵便受けに入っていたら

10日後くらいでしょうか。夜に家に帰ったら郵便受けに不在連絡票が入っていました。
正確に言えば、郵便受けから玄関の床に落ちていました。拾い上げて確認すると「トヨタ自動車」からの簡易書留です。

いやな感じがぷんぷんします。
履歴書返送のパターンでしょう。個人情報書類だからわざわざ簡易書留なんでしょう。内定の通知なら普通郵便でよくないですか?

わざわざ再配達してもらってまで履歴書なんか受け取りたくないですよ。
幸い、もう当日の再配達は頼めない時間です。明日や、明日!

履歴書なんか要らないんだけど郵便局まで受け取りにいきました。

そしてわざわざ受け取りに行った結果がこちらです。↓

例の誤字あり履歴書も一緒に戻ってきました。要らないっつーの。

女三十代凹む。

翌日、友人には「命が助かったな!」と祝福(?)されましたとさ。

女三十代期間工物語は就業編が始まることなく

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