愛車を廃車買取してもらったら0円だった

Hey! How’s it goin’?

私てけ緒、地方住まい。

足は車。

通勤もショッピングも移動手段はマイカー。マイカー is ミラジーノ。平成12年式、おおよそ西暦2000年製。

2019年9月28日で車検が切れます。どうする私。

この記事は情報が古い可能性があります。そんな時代もあったんだな、程度にご参考ください。

乗り続けるには難がありすぎる愛車の車検が切れたら——

走行距離14万8千キロ。傷有り、凹み有り。

ガソリンドアは閉まらないわ、閉めたら今度は開かなくなるわ(一度直してまたこれですよ)、
ホイールキャップはなくなるわ、

ウィンカーの点滅が速すぎで、ふと元に戻ったと思えばまた速くなり、やけに球は切れるし、
雨が降ればボンネットから湯気が出てるし(車屋さんに見てもらったら大丈夫だって。でも湯気出てんですよ笑)、

エンジンがカラカラ鳴ることもあったしやね、そんときにエンジンも傷めていると予想されております。

色々と、おとろしいのです。毎度車検であちこち直してきて「軽なの?」てくらいの車検代なのですが、今度の今度は、「新しいの買えよ」となるに違いないのです。

こういうわけで、我が愛車ミラジーノは車検を受けずに2019年9月29日を迎えました。マイカーは足の役目を終え、置物となりました。

置物にする

置物でいいんですけどね。かわいいから。庭に展示しておいたらいいですね。

しかし、

置物になっても、また来年には自動車税を払うことになります。

いやです。

私は意を決して廃車にすることにしました。

中古車買取に出す

いやいや、買い取ってくれますか。もう一回数々の難を並べますよ? (省略)

こりゃ廃車です、しょうがないです。

廃車にかかる費用って、どれほどなんでしょう。手続きは役所でするのか、何をどこで揃えたらいいのでしょうか。不安になりますね。でも私は知っています、

廃車買取という手がある

今の世には「廃車買取」というものがあるんですね〜。

「廃車王」のCMを見て初めて知りました。

事故車や走行不能になった車でも買い取ってくれるんだそうです。費用を払わなきゃならないと思っていたものが、反対にお金をもらえることになるなんて、ラッキー。

廃車買取の流れ

CMの雰囲気は気軽に出来そうな「廃車買取」ですが、第一段階のハードルがちょっと高いんですよ。

こちらとしてはサクッと買取金額の見積もりを教えてほしいんですが、そうはいきません。

まず無料査定

「廃車買取」って、業者がたくさんあって、正直どこにしたらいいかわかりません。多くの人にとって廃車は未経験か、初めての経験だと思います。私もだからどうしていいかわかりませんから、

とりあえずネットで検索して、いろんな業者が出てくるので、とりあえず見積もりをサクッとしてほしくて、査定フォームに必要事項を入力しようとしました。

車検が切れそうになる前の、もっと早い段階からです。

有名どころの廃車買取のサイトは、どこもまず無料査定をしてくれます。
査定依頼のフォームはどこもほぼほぼ同じ作りになっていて、

  • 車種名
  • 年式
  • 走行距離
  • 名前(!)
  • 電話番号(!)

を入力するようになっています。

どこも名前、電話番号入力必須です。ここも。ここもか。一括査定なんてもってのほか。お気軽に個人情報ばらまけるかい。

まだ廃車にする覚悟のない段階で、名前と電話番号も曝け出すのは抵抗があります。ちょっとどんなものか知りたいだけなのです。

と、私の場合、名前と電話番号入力が非常にネックになりました。

そして、これらを入力したからといって、サイト上で査定額をパッと出してくれることもないんですよ。あとで業者さんから電話がかかってきて教えてくれる仕組みです。

いよいよ車検が切れるころ、やっと私は査定をお願いしました。

「廃車本舗」で査定

まず、どなたかのおすすめランキング一位だった「廃車本舗」っていうところのサイトで、無料査定フォームに入力しました。

数時間後に「廃車本舗」さんからお返事の電話がかかってきました。

車の引き取り場所である住所を詳しく伝えると、買取エリア外なので引き取りできないってことでした。

そうですか〜って電話を切って終了。

こうして書くにあたり、改めて「廃車本舗」のサイトを確認してみますと、買取エリア欄には我が居住地も載っているではありませんか。右下に小さくこうあります。

※山間部・離島などはお引き取りできない場合がございます

https://haisyahonpo.jp/areas

私の住んでいるところは一地方の田舎ですけど、その田舎の中ではまだ都市部と思っていたんですけど、離島とみなされたのでしょうか……。

私の愛車をわざわざ引き取りに出向くと赤字になるから、断られたのかもしれません。もしそうだとしてもちゃんと連絡をくれて丁寧に応対してくれました。

カーネクストで査定

最初の査定で引き取ってもらえなくて、落胆しつつもなんだか安心もしたんですよね。でも、愛車を処分しなければならないというのは変わりませんので他の業者を当たります。

一度「廃車買取」で検索をすると、Yahooなりなんなりの広告枠に廃車買取サイトが出るようになりました。

その中の一つ。

「カーネクスト」、聞いたことあるような、ないような。

「カーネクスト」の無料査定依頼フォームに入力しました。

電話をかけて査定してもらったほうがはやいんですが、サイトの依頼フォームで依頼したんですよ。ここで電話するなら最初っから電話してればよくね? 

とか思っていた矢先、あちらさんから電話がかかってきました。

電話では査定フォームに簡単に記した愛車の情報をさらに少しだけ詳しく確認されます。そして、告げられます。買取金額ズバリ。

お値段はつかない、と。

普通車は自動車税の還付を受けられますが、私のミラジーノは軽自動車なので軽自動車税には還付もなし。

つまりは0円。

軽自動車に高額買取は期待しないほうがいいです。

契約する

あんな可愛い子がまるで0円扱い(実際0円)なんて、「他を当たってみます」で終わってもよかったんですが、なんかこの作業を繰り返すのもつらい気がしました。

だから私、このお電話でカーネクストさんに引き取りをお願いしました。

カーネクストの場合、この電話でのやり取りだけで契約成立になります。この電話を切った後に気が変わって、「やっぱりやーめた」とすれば、キャンセル料3万円がかかります。

あらかじめネットで予習済みだったものの、キャンセル料に衝撃を食らいました。でもこれでいいのです。後に引けなくなるからです。

電話を切りました。契約成立。

もう迷わなくて済みます。

引き取り前日

カーネクストの提携業者である、地元の業者さんから電話がかかってきました。引き取りに来てくれる時間を決めました。

引き取り当日

当日用意しておくものは4つ(私の場合は3つ)でした。

  • 車検証
  • (期限内であれば)自賠責保険証明書
  • リサイクル券
  • 認印

到着する15分前くらいに、その旨の電話が引き取り業者さんから入りました。

庭に出て愛車の写真を撮りながら、業者さんが来るのを待っていると業者さんが一人で歩いてやって来ました。

先の広い道路でレッカー車を待機させているそうな。

手続きは庭で数分で済みました。書類にサインして、認印を押したくらいです。それで終わりです。

業者のお兄さんが我がミラジーノに乗り、エンジンをかけました。乾いた音です。庭を出ていきます。私は玄関に立って、それを見送りました。ミラジーノが前の道を通っていくのを見ながら家に入りました。

どうということもない時間でした。

玄関に入ってから私は泣きそうになり、自室に行きました。落ち着くまで一人でいました。

廃車証明書が届く

「自動車検査証返納証明書」が添付されていました。

廃車証明書

私はすでにミラジーノの所有者ではないことが証明されており、自動車税が課税されることは無くなったとわかります。

普通自動車の場合は「登録識別情報等通知書」、「登録事項等証明書」という書類だそうです。

愛車はプライスレス

車を手放すのは、思っている以上に寂しいです。そのうえお財布までの痛いのは苦しいですから、廃車手続きが必要になったときは、0円以上買取保証の廃車買取業者にお願いをすると、お財布は楽になります。

運輸局まで自分で行ってあれこれ手続きする必要もないですから、時間も相当楽です。

ただ、

私の愛車がそんな値段なはずはない。その思いはいくらの値が付こうとあるはず。だって愛車はプライスレス。

私は足をなくしました。けど、意外に元気です。手放すときは悲しくても、なくなったらなくなったで、スッキリした、爽快な気分です。

今の私の足はスーパーカブ50です。カブっていいですよ!

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